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スキンのアンニュイから作品を作ってみませんか?
第5章 Raim様 【ネコの拾い方…】
気怠い身体を起こしてベッドに座る。
ヘッドボードにあるタバコの箱から1本取り出して咥えてた。
火を点ける前に香りだけ楽しむ癖がある。
頭が重いとか、身体が怠いとかくだらない事をぼんやりと考える。
夕べは飲み過ぎたか?
自分がどのくらい飲んだかを考えながらタバコに火を点けた。
いつもと変わらない朝…。
いや…。
いつもとは違う朝だと思う。
俺のベッドの足元で俺のシャツを着てじっと俺を見つめてるネコが居る。
夕べ拾ったネコ…。
女みたいに綺麗な顔をしてやがる。
何で拾ったんだった。
そいつの顔を見ながらゆっくりと思い出す。
ちょっと流行りのEDMが流れるクラブ…。
知り合いがバーテンダーをやってるからと顔を出したまでは覚えてる。
カウンター席で俺は踊る奴らを眺めてビールを飲むだけの客だ。
その踊る奴らの中で一際目立つ奴が居る。
派手な踊り方じゃない。
ゆらゆらと曲の中をすり抜けるような踊り方をする少年にも見えた。
そこだけがセピア色の世界に見えて少年が何かから逃げてるようにも感じる。
ヘッドボードにあるタバコの箱から1本取り出して咥えてた。
火を点ける前に香りだけ楽しむ癖がある。
頭が重いとか、身体が怠いとかくだらない事をぼんやりと考える。
夕べは飲み過ぎたか?
自分がどのくらい飲んだかを考えながらタバコに火を点けた。
いつもと変わらない朝…。
いや…。
いつもとは違う朝だと思う。
俺のベッドの足元で俺のシャツを着てじっと俺を見つめてるネコが居る。
夕べ拾ったネコ…。
女みたいに綺麗な顔をしてやがる。
何で拾ったんだった。
そいつの顔を見ながらゆっくりと思い出す。
ちょっと流行りのEDMが流れるクラブ…。
知り合いがバーテンダーをやってるからと顔を出したまでは覚えてる。
カウンター席で俺は踊る奴らを眺めてビールを飲むだけの客だ。
その踊る奴らの中で一際目立つ奴が居る。
派手な踊り方じゃない。
ゆらゆらと曲の中をすり抜けるような踊り方をする少年にも見えた。
そこだけがセピア色の世界に見えて少年が何かから逃げてるようにも感じる。