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スキンのアンニュイから作品を作ってみませんか?
第5章 Raim様 【ネコの拾い方…】
仕事があるからと言っては俺の部屋を勝手にフラリと出て行くネコ…。
何日かすればフラリと帰って来て俺に抱いてくれと強請るネコを俺は飼い続ける。
「言っておくが飼い主は俺だからな。」
そこだけはちゃんと確認する。
「僕の方が昌弘よりも歳上なんだけど?」
清太郎がクスクスと笑う。
未だに未成年みたいな顔をして、それを言うなと言いたくなる。
清太郎と出会った時の俺は25…。
清太郎は27になってた。
「やっぱ、可愛くねぇネコは要らね。」
「嘘だよ。昌弘が居ないと困るからさ。」
いつものように俺のベッドに頭だけを乗せた清太郎がクスクスと笑う。
「来いよ…。」
そう言えば清太郎がシャツを脱いで俺に身体を擦り寄せる。
20年の中で変化したのはその程度だ。
俺からは清太郎には触らない。
だけど清太郎が俺に身体を密着させて踊り出す。
清太郎が俺のネコだと感じる瞬間に俺は身体も心も満足する。
セピア色に染まる瞬間を2人で感じられる生き方も悪くない。
愛してる…。
いつかこのネコに伝えてやりたいと願う。
fine…
何日かすればフラリと帰って来て俺に抱いてくれと強請るネコを俺は飼い続ける。
「言っておくが飼い主は俺だからな。」
そこだけはちゃんと確認する。
「僕の方が昌弘よりも歳上なんだけど?」
清太郎がクスクスと笑う。
未だに未成年みたいな顔をして、それを言うなと言いたくなる。
清太郎と出会った時の俺は25…。
清太郎は27になってた。
「やっぱ、可愛くねぇネコは要らね。」
「嘘だよ。昌弘が居ないと困るからさ。」
いつものように俺のベッドに頭だけを乗せた清太郎がクスクスと笑う。
「来いよ…。」
そう言えば清太郎がシャツを脱いで俺に身体を擦り寄せる。
20年の中で変化したのはその程度だ。
俺からは清太郎には触らない。
だけど清太郎が俺に身体を密着させて踊り出す。
清太郎が俺のネコだと感じる瞬間に俺は身体も心も満足する。
セピア色に染まる瞬間を2人で感じられる生き方も悪くない。
愛してる…。
いつかこのネコに伝えてやりたいと願う。
fine…