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寝とらせ白書①/妻が他人に抱かれる時
第1章 序章
詩織は自慢の妻だった。
若々しさを残すグラマーな肢体と、パチリと開いたやや猫目の瞳。
「どうだ?俺の嫁さんとヤりたいだろう〜?」
遊びに来る友人や、職場仲間を前に俺はいつも心の中で叫び悦に浸っていた。
詩織の乳房、乳首、唇、
やや荒れた手、
自慢の美脚、艶やかな背中
肩、サラリとした髪。
爪、さらには陰毛まで……。
詩織の全ては、夫である僕以外触れてはいけない。
夫である僕にしか詩織の全てに触れる権利は無い。
そう思っていた。
そう日本国憲法で定めるべきだと思っていた。
時は流れ、夫婦の体温が下がる度に僕の憲法は改正されていった。
『詩織を抱いてください。僕の目の前で』
『自慢の嫁さんと濃厚なセックスをしてください。僕の目の前で』
『詩織が喘ぎ、悶え、絶頂に達する姿を見たい。他人の肉棒で』
娘を溺愛し、僕の性欲を放置している詩織への憎しみか……。
詩織の肢体が娘に取られたジェラシーからか?
ねじれた欲望が加速し、もう止める事はできなかった。
それに僕は営業マン。
無茶苦茶なノルマを達成するのが仕事だ。
『目標達成ヨ"━━━━━━━━━━ッシ!!!』
会社の朝礼で僕は一番でかい声を出すようになった。