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寝とらせ白書①/妻が他人に抱かれる時
第10章 さよなら浅倉氏
「ええ……まぁ、下心ありの優しさなんですけどね。テヘッ」
照れを隠すため、俺もタバコに火をつけた。
妻を抱いた他人と他人に妻を抱かせた男同士の会話だ。
「いいんだよ、それで」
浅倉氏はニコッと笑い
「理由はどうあれ、妻に優しくなれるってのは素晴らしい事じゃないか。ありがとうや、お疲れ様、みたいな簡単な言葉すらかけられない旦那達がほとんどなんだ」
僕 そうでした。
浅倉氏は顔を俺に近づけ小さな声で
「女性ってのはね……優しくしてやると必ずそれに応えてくれるもんだ」
「まじっすか?」
「その証拠に君達は今日ここにいるじゃないか!ワッハッハハ」