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碧の島
第8章 貴方の忘れ物
俊也side
ターミナルの脇の道を抜け砂浜に出ると・・・。
ゲロ子は砂に足を取られながらヨタヨタ歩いた・・・・(笑)
「あのぉ~・・・・俊也さん~・・・・」
??????
振り返るとヨタヨタこけそうなゲロ子。
「大丈夫か?(笑)(笑)まっすぐ歩けよ・・・・・」
そう言うと・・・・。
ゲロ子は髪を抑えて・・・・。
「(笑)(笑)こっちに来て初めて砂浜歩いた・・・・・」
(笑)
一緒に砂浜にあった石垣に腰掛け・・・・。
タッパーを開けると美味そうなもつ煮(笑)
ゲロ子は割り箸を出し・・・・。
「はい(笑)」
(笑)
俺はそれを受け取って・・・パチンと割り箸を割ると・・・・・。
「あー――いい匂いかも・・・(笑)・・・お前煮込み系得意なの????」
そう言って汁を一口・・・・。
ん~・・・ちょっと薄いかなぁ・・・・。
「父がもつ煮とか大好きで・・・母がよく作ってたんです・・・」
・・・・・・・。
そう言う・・・コイツの顔は・・・。
この前みたいに少し寂しそう・・・・。
俺は黙ってもつを食った・・・・。
ん・・・・。
「美味いけどもう少し味しみ込ませた方がいいかもな・・・・、後もう少し濃い味のが良い・・・・」