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碧の島
第2章 離島の可愛い店と素敵な家
「ここは~・・・ご飯屋でも・・喫茶店でも好きに使うと良い(笑)」
お爺ちゃんはこの辺では・・・。
キク爺と呼ばれているようだ。
杖をつきお爺ちゃんの家の隣のお店を見せてくれた。
綺麗な店内はカウンターとテーブルが少し・・・奥のテラスにもテーブルが一個置いてある。
「あの・・私・・・資格とか何もなくって・・・・」
そう言うと・・・。
キク爺はこっちを向いて・・・。
「さっき居た子おるじゃろ????・・・あの子は昔東京でお店をやっていた経験があってね~・・・・」
・・・・・・。
さっきの舌打ち君ね・・・。
「この店の管理者は彼にして~・・少し色々教わると良い(笑)口悪くて愛嬌もないけどね・・・」
かなりね(笑)
「良い子なんじゃ・・・」
良い子???
舌打ちする人がッ????
「あの子は孫達の友人でもあってね~・・訳あってこの島に移住して暮らしとる・・・優しい子でね・・毎日ワシの飯を作って~・・・朝のご飯も用意しておいてくれるんじゃ(笑)」
・・・・・・。
へぇ・・・・。
随分・・・献身的な人なんだ・・・・。