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碧の島
第15章 親友が残した言葉
菜々美side
道端で声を掛けてきたのは・・・。
地元漁師の龍平って若い子・・・。
見た目はそうね~・・・。
まぁ結構綺麗な顔をしてる・・・田舎にこんな人居て勿体ないって感じ????
龍平君は私をチラチラ見ながら・・・・。
「あー・・・俊也は好きみたいね(笑)・・・何でそんなこと聞くの???」
ん~・・・なんでかぁ・・・。
ちょっと太ももに手を置き下から顔を覗き込むと・・・。
龍平君はビックリした顔で私を見て・・・・。
「なっ・・なに??(笑)運転中だから危ないって・・・」
(笑)
「じゃ、車止めてよ・・・・」
龍平君はちょっと焦ってる顔をしたけど~・・・・。
多分そんなにイヤじゃない筈。
脇に車を止め・・・。
「てかさ、ターミナルで航たちと話しするんでしょ???時間無くなるよ?」
時計を見るとまだ8時過ぎ。
さっきまだ早くない??って言ったくせに(笑)
「ねぇ、・・・きっとあの子は貴方とは付き合わないと思う・・・・」
少し龍平君に寄って言うと・・・・。
龍平君はゴクっと唾を飲み込んだ。
大丈夫・・・・。
貴方があの子と付き合う事はない・・・・。