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碧の島
第18章 真実の告白
私・・・・。
引かれるかもしれない・・・・。
菜々美が言う通りやっぱ・・・。
いや!!・・・ダメダメ!!!
俊也さんには隠しておきたくない。
私は髪を耳に掛け・・・。
深呼吸・・・・。
俊也さんもアイコスをテーブルに置き・・・・私を見つめた・・・・。
ゴクっと唾を飲み込み・・・・。
「あの・・・この前・・・・私が島に逃げてきたと言ったのは・・・覚えてますか?」
ギュッと膝で拳を握ると・・・・。
俊也さんはその手に自分の手を重ね・・・・。
「覚えてる・・・・」
・・・・・・・。
「あの・・・私は・・・・あの・・・・朝倉恵理では・・・ありません・・・・」
ゴクゴクッと、また唾を飲み込むと・・・俊也さんは・・・・。
私の髪を撫で・・・自分の方に寄せた。
・・・・・////////////????????
顔を上げると、
「名前は?」
そう言ったの・・・・。
・・・・・・・・。
「私の名は・・・」
・・・・・・・。
「私の名は星野・・・桜です・・・・」
きっと知ってる・・・・。
ジッと俊也さんを見つめて言うと、・・・俊也さんは目を細めて私の頭をまた撫で・・・。
「桜の方がお前っぽいな・・・・」
・・・・・・//////////
胸がギュッと締め付けられる。
両親が付けてくれた名前・・・・。
私も・・・好きな名前なの・・・・。