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碧の島
第29章 俺を信じろ
俊也side
チケットを買おうとしたら・・・2階に向かうエスカレーターで下に降りていく桜が見えたッ・・・・・・
慌てて走って追う俺ッ・・・・。
流石ストーカーだって思った。
桜を・・・見逃さなかった・・・・・。
いつものんびり歩く癖に意外と早く歩いてってセキュリティーチェックに入っていく桜をッ・・・・・・・
「桜ッ・・・・・」
結構遠くから・・・・・叫んでしまった・・・・・・。
桜は直ぐに足を止め・・・振り返ってくれた・・・・。
桜お願いだから・・・・
行かないでくれよ・・・・。
俺が守るって言ったろッ?!
睡眠導入剤とかッ!!!!!!
ウッゼぇ薬・・・・飲ますんじゃねぇぇぇぇぇーーーーーーッ
俺が声を掛けると・・桜は振り返ってくれたけど・・・・・
・・・・・・・・・。
ニッコリ笑ってチケットをそのまま係員に渡し・・・・。
「おいっ!ちょっと待て!ちょっと待てって・・・・!!!!!」
俺が入って行こうとすると係り員が俺の方に来て・・・・。
「お客様チケットを・・・」
・・・・・・・ッ?!
直ぐそこに居る桜はこっちを向くこともなく・・・・・。
「おいっ・・・お前ちょっと待ってろよッ?!おいっ・・・こっち向けよッ・・・・」
・・・・・・・・。
桜はその先で荷物を受け取り・・・・・。
俺を見た・・・・・。