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碧の島
第29章 俺を信じろ
桜side
もうダメ・・・・。
私はやっぱり貴方の人生を・・・邪魔するために生き残ったのかもしれない。
福岡行きを検討したいと言って・・・セキュリティチェックの外に出た私・・・・。
もう・・・きっと私は・・・・。
目をゴシゴシ手の甲で擦り・・・・。
貴方の邪魔ばかりする足を引っ張る女でしかいられないんだ・・・・・。
「俊也ッ・・・・・・ごめ・・・・」
自分から逃げたのに・・・自分でした事なのに・・・・
涙が止まらなかった・・・・・。
グリグリ必死で目を擦るとマスカラが取れて手の甲が真黒・・・・でも涙は止まらない・・・・・・。
ごめんなさい・・・私は勝手な事ばかり・・・・。
貴方に手間を取らせてばかり・・・・・。
「ごめんなさっ・・・・・・」
すると直ぐに・・・・目を擦ってる手の・・・手首をグイッと掴まれ・・・・・。
・・・・・・・ッ/////////////
俊也は凄い・・・・鋭い目で私をジッと・・・・
でもその目には・・・
薄っすら・・・・。
すると・・・・。
何も言わずグイッと私を引っ張り・・・・・。
「・・・・お前ッ・・・・・マジでふざけんな・・・・・・」