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碧の島
第4章 島の人達
「美女見た~?????東京から来たって~・・・・」
漁協で煙草を吸いながらそう言うのは高校も行かずに父親の船に一緒に乗って漁師を目指す倫太郎。
「美女ーーーー????(笑)んなのこんな島に来る訳ねぇだろーが!!!!」
リーダー的存在の倫太郎の叔父、今年50になる正雄。
通称マッサン。
が、酒を飲みながら煙草を吸って朝方取れた魚を金網で焼きながら笑った。
倫太郎の父、太郎は網を直しながら煙草に火をつけ・・・・。
「お前女の話する暇あったら網直せー・・・・・」
太郎の呼び名はタロさん。
倫太郎はタロの顔色を窺いながら・・・・手を動かし・・・・。
「えーーー・・・だって翠が超可愛かったって言ってましたよ~?????」
そう言うと裏から酒を持ってやってきた他の漁師たち・・・。
若手の
信太22歳の、自称イケメン。
その隣に居るのが・・・・お腹がなかなかへっこまないクマと呼ばれる25歳は本名は熊陽(ユウヒ)
熊という字は親父さんが熊が好きという理由からつけられたと・・・未だに親父さんを毛嫌いするクマ。
その名の通り・・・熊のような風貌。
2人の後ろに居たのは龍平、通称上島。
ダイビングショップの奴等が来なかったら俺等はそこそこイケていたと(笑)
いまだに中々ダイビングショップの3人とは仲良くできない24歳。