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ラブ・アンド・セックス
第2章 舞台の上でセックス!?
「成功の前祝をしよう」
石原さんが注文したプロセッコという名前のスパークリングワインで、みんなで乾杯した。
「おいしい」
一口飲むと麻衣が言った。確かにおいしいお酒だった。いつもコンビニで買っているのとは違う。上品な甘さがある。
「口にあってよかった。昔、ソムリエの役をやったとき勉強したんだ」
石原さんが、嬉しそうに言った。
「この人、それからワインにはうるさくなったのよ。味なんか、わからないくせに」
夏希さんは、ほらまた始まった、というような目をしている。
「おい、味がわからないはないだろう」
「でも、この間、私が500円で買ってきたワインを、高いワインのボトルに入れて出したら、さすがに高級ワインだ、うまいって飲んでたじゃない」
「いや、あれはちょっと風邪を引いてたから……」
「ふーん、風邪ねえ」
「そう、風邪さ」
「ほんとかしら……」
微笑ましいやりとりだった。
石原さんが注文したプロセッコという名前のスパークリングワインで、みんなで乾杯した。
「おいしい」
一口飲むと麻衣が言った。確かにおいしいお酒だった。いつもコンビニで買っているのとは違う。上品な甘さがある。
「口にあってよかった。昔、ソムリエの役をやったとき勉強したんだ」
石原さんが、嬉しそうに言った。
「この人、それからワインにはうるさくなったのよ。味なんか、わからないくせに」
夏希さんは、ほらまた始まった、というような目をしている。
「おい、味がわからないはないだろう」
「でも、この間、私が500円で買ってきたワインを、高いワインのボトルに入れて出したら、さすがに高級ワインだ、うまいって飲んでたじゃない」
「いや、あれはちょっと風邪を引いてたから……」
「ふーん、風邪ねえ」
「そう、風邪さ」
「ほんとかしら……」
微笑ましいやりとりだった。