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ラブ・アンド・セックス
第3章 石原夫妻の艶技
オレたちは、先生に指示された場所に向かい合って立った。
「ここに必要なものは置いてあるから」玲子さんがベッドの枕元に置いてある小さなテーブルを指した。「潤滑剤の入ったローションとコンドームよ。必要なとき使って」
オレが頷くと、玲子さんは先生や他のスタッフと一緒にスクリーンの向こう側に消えた。観客の視線でオレたちの演技を見るためだ。
こちら側は、オレと麻衣、そして石原さんと夏希さんの四人だけになった。
「がんばってね」
夏希さんが麻衣に声をかけてくれた。麻衣が頷く。夏希さんは石原さんと一緒に稽古場の隅に並んで座った。
準備は整った。
改めて麻衣の顔を見ると、今にも泣き出しそうな顔をしている。多分、オレも同じような顔をしているんだろう。
「何も心配することはない。いつも通りにやろう」
オレは自分に言い聞かせるように言った。
「わかったわ」
麻衣が答える。
「用意はいいか?」
スクリーンの向こうから先生の声が聞こえた。
「いつでもOKです」
「それじゃあ、いくよ。照明落として、ライトスタンバイ!」
部屋の灯りが消える。強いライトがオレたちを照らした。白いスクリーンにオレたちの大きな影が映る。
「はい、スタート!」
ふうー。
オレは大きく息を吐くと、小さな声で、「麻衣、始めるよ」と声をかけてから、麻衣の衣装の腰ひもを解いた。
「ここに必要なものは置いてあるから」玲子さんがベッドの枕元に置いてある小さなテーブルを指した。「潤滑剤の入ったローションとコンドームよ。必要なとき使って」
オレが頷くと、玲子さんは先生や他のスタッフと一緒にスクリーンの向こう側に消えた。観客の視線でオレたちの演技を見るためだ。
こちら側は、オレと麻衣、そして石原さんと夏希さんの四人だけになった。
「がんばってね」
夏希さんが麻衣に声をかけてくれた。麻衣が頷く。夏希さんは石原さんと一緒に稽古場の隅に並んで座った。
準備は整った。
改めて麻衣の顔を見ると、今にも泣き出しそうな顔をしている。多分、オレも同じような顔をしているんだろう。
「何も心配することはない。いつも通りにやろう」
オレは自分に言い聞かせるように言った。
「わかったわ」
麻衣が答える。
「用意はいいか?」
スクリーンの向こうから先生の声が聞こえた。
「いつでもOKです」
「それじゃあ、いくよ。照明落として、ライトスタンバイ!」
部屋の灯りが消える。強いライトがオレたちを照らした。白いスクリーンにオレたちの大きな影が映る。
「はい、スタート!」
ふうー。
オレは大きく息を吐くと、小さな声で、「麻衣、始めるよ」と声をかけてから、麻衣の衣装の腰ひもを解いた。