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第3章 石原夫妻の艶技

準備が整うと、相沢先生は、石原さん夫妻とオレたちをベッドのところに呼んだ。夏希さんは、麻衣と同じ衣装を着ている。麻衣以上にメリハリのあるボディラインが強調されていて、とてもセクシーだった。

「この位置で立って、向き合うところから始めよう。まずユウスケがマリアの服を脱がす。肩からゆっくりと脱がし、そのまま下に落とすんだ。

次いでユウスケは自分の服を脱ぐ。これもゆっくりと肩から脱いで下に落とす。

裸になった二人は、しばらく見つめ合ったあと、立ったまま抱き合い、そしてキスをする。

ここからは前にも言ったとおりエチュードだ。君たちに任せる。本物の夫婦の愛のかたちを観客に見せて欲しい」

そう言ったあと、相沢先生は、石原さんたちとオレたちの顔を交互に見た。

「さっきの続きだ。三上くんたちからやろうか」

当然、いつものとおり石原さんたちからやると思っていたオレは少し焦った。それが表情に出たのか、

「どうした。できないのか？」

先生に確認された。

やることは先でも後でも一緒だ。覚悟は出来ている。

「大丈夫です」

麻衣を見ると、麻衣も力強く頷いた。