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ラブ・アンド・セックス
第3章 石原夫妻の艶技
二人の行為を麻衣は、オレの肩に顔を埋めて隠れるようにしながら見ていた。時折、小さくため息のような声を漏らしている。

やがて「もう十分だ」と言って、石原さんが身体を夏希さんの口から離した。さっきよりもさらに大きく膨らんだ肉棒には、夏希さんの唾液がねっとりと絡みつき糸を引いている。石原さんは、そのまま肉棒を掴むと、夏希さんの股間へと身体を移動させた。

いよいよ二人が繋がる。

しかし、石原さんは普通には繋がらなかった。夏希さんをひっくり返して、四つん這いにしたのだ。形よく張り出したお尻のあたりを両手で掴み、グイっと持ち上げると、後ろから肉棒の先端を当てがった。

「イヤっ!」

麻衣が再び目を逸らした。さすがに見るに堪えないのだろう。無理強いする必要はない。

石原さんは、夏希さんの秘唇に先端を何度か擦りつけて狙いを定めると、

「いくよ」と言って腰を突き出した。

大きく張り出した先端がズブリと飲み込まれると、そのまま一気に夏希さんの柔肉を貫いていく。

「ああっ」

夏希さんは、犬が遠吠えをするように喉をのけ反らせ、喘ぎ声を上げた。

そのまま石原さんは、ピストン運動を始めた。肉の凶器が夏希さんの秘孔を激しく擦り上げる。クチュクチュと粘膜が擦れ合う淫らな水音が聞こえてきた。

麻衣は俯いて二人から完全に目を背けていた。心なし顔色がよくない。

「どうしたの?」

「……なんでもない」

「でも顔色が悪いよ」

「大丈夫。少し気分が悪くなっただけ。しばらくすれば治まると思う」

やはり麻衣には刺激が強過ぎたようだ。オレは麻衣の頭を抱きかかえるようにした。

「こうすれば見なくて済むだろう」

「翔平くん、ありがとう」

麻衣は、オレの胸に頭を持たせかけると目を閉じた。
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