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黄昏異変 肉欲の奈落
第2章 取締役経理部長 ユカリ
二人はシャワーで汗を流すと湯船にザブンと浸かった。
一日の疲れが湯船の中に溶け出す。
「あああ、今日は、疲れたわ。嫌な酒席だった」
「ご苦労さん、仕事のことは忘れよう」
「そうだった。つい愚痴が・・・。ごめんなさい」
「いいんだよ。愚痴ならいくらでも聴いてあげる」
温かな湯の中で触れ合う柔肌の何と心地よいことか。
浩二はしばらくジッと目を閉じてユカリの裸身を抱いた。
「わたし・・・・、淫乱ね」
「そんなことはないさ。他人には決して見せない君の姿に、僕がどんなに若さを取り戻したか・・・。綺麗だよ。ユカリさん」
「子どもの頃のあの失敗も尾を引いていたけど、それだけじゃないの・・・。男って、女が少しでも弱みや隙を見せるとすぐつけあがる。だから、ずっーと油断なんか出来なかった」
「親父社会で働く女性には男以上の強さが求められる」
浩二は優しくユカリの話に相槌を打ちながら、湯の中に浮かぶユカリの乳房を手のひらに乗せていた。
「でも、今度は普通の女になりたいと思ったとき、周りがそれを受け付けてくれなくなったの」
「一度ついたイメージはなかなか消えないからネ」
「そうなの、もう一生、わたし、ギスギスした女としてしか生きられないのかって思うと悲しかったワ」
ユカリの手が乳房に遊ぶ浩二の手を握った。
「そんなことを考え悩んでいた時、あなたにお会いしたのよ」
「あの料理教室か・・・」
「そうよ」
「運命だね」
「運命・・・・。少し大袈裟ね。・・・でもうれしい」
「しかし、ユカリさん、君はこれから家庭を築く年頃だ。もし、君に相応しい相手が見つかったら、遠慮なんてしないでくれ。僕はあくまでもピンチヒッター。いつでも身を引く覚悟は出来ている」
ユカリの耳元で優しく浩二が語り出した。
一日の疲れが湯船の中に溶け出す。
「あああ、今日は、疲れたわ。嫌な酒席だった」
「ご苦労さん、仕事のことは忘れよう」
「そうだった。つい愚痴が・・・。ごめんなさい」
「いいんだよ。愚痴ならいくらでも聴いてあげる」
温かな湯の中で触れ合う柔肌の何と心地よいことか。
浩二はしばらくジッと目を閉じてユカリの裸身を抱いた。
「わたし・・・・、淫乱ね」
「そんなことはないさ。他人には決して見せない君の姿に、僕がどんなに若さを取り戻したか・・・。綺麗だよ。ユカリさん」
「子どもの頃のあの失敗も尾を引いていたけど、それだけじゃないの・・・。男って、女が少しでも弱みや隙を見せるとすぐつけあがる。だから、ずっーと油断なんか出来なかった」
「親父社会で働く女性には男以上の強さが求められる」
浩二は優しくユカリの話に相槌を打ちながら、湯の中に浮かぶユカリの乳房を手のひらに乗せていた。
「でも、今度は普通の女になりたいと思ったとき、周りがそれを受け付けてくれなくなったの」
「一度ついたイメージはなかなか消えないからネ」
「そうなの、もう一生、わたし、ギスギスした女としてしか生きられないのかって思うと悲しかったワ」
ユカリの手が乳房に遊ぶ浩二の手を握った。
「そんなことを考え悩んでいた時、あなたにお会いしたのよ」
「あの料理教室か・・・」
「そうよ」
「運命だね」
「運命・・・・。少し大袈裟ね。・・・でもうれしい」
「しかし、ユカリさん、君はこれから家庭を築く年頃だ。もし、君に相応しい相手が見つかったら、遠慮なんてしないでくれ。僕はあくまでもピンチヒッター。いつでも身を引く覚悟は出来ている」
ユカリの耳元で優しく浩二が語り出した。