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黄昏異変 肉欲の奈落
第4章 春乱マン
 「いけないわ。こんな早苗さんの姿をのぞき見するなんて」

 その声に、早苗が答えた。

 「いいのよ。ユカリさん見て。あなたの目の前で慶太さんに縛られたいの」
 「早苗さん、もしかして・・・マゾなの」
 「ああ、ユカリさん、わたしのこんな淫らな性癖を軽蔑しないで」
 「軽蔑なんかしない」

 ユカリがそう答えたとき、慶太がユカリに向かって声を掛けた。

 「その腰紐を」
 「腰紐・・・」

 ユカリは義兄の声にあわてて、ソファーにあった腰紐を拾って慶太に渡した。

 「軽蔑なんかしない」と答えたが、目の前で早苗が紐で縛られていく姿を見るのは、あまりにも刺激的な光景だった。
 吸い寄せられるように二人の姿に視線を注いだ。
 その光景から目を背けることが出来ないユカリ。
 いつの間にかユカリも興奮のルツボに巻き込まれていく。
 ユカリの体が熱く燃え出し、体の芯が激しく疼き出していく。
 膣がヒクヒクと収縮していた。
 
 慶太はそのヒモを使って、早苗の両腕を縛り、部屋の真ん中に吊るした。
 吊るされた早苗の恥部をわずかに覆っていた浴衣も慶太の手でめくられ、あらわにされる。

 ユカリは両手を口に当て、驚愕の思いで吸いつけられるように見入る。

 ・・・その視線の先には、帯を解いた浴衣から突き出た慶太の見事に勃起した巨根。

(お義兄さん・・・おっきい!)我が目を疑うほどの極太。

 すると、慶太が長い紐の付いた洗濯バサミを取り出した。
 そのハサミで非情にも早苗の突き出た乳首を挟む。

 「あうぅ」

 慶太の手がヒモを引く。
 早苗は挟まれた方の乳房を突き出し、唇を噛んで痛さに耐えた。

 「あっあうっ・・・ あっあひっ・・・」

 「お義兄さんヤメテ」

 まるで自分の乳首が引きちぎられたような痛みを感じ、ユカリが思わず悲鳴のような声を上げた。
 その声にニヤッと笑って応えた慶太は止めるどころか、今度はもう一方の乳首も挟んで引いた。

 「いひぃ」

 美しい早苗の顔は汗にまみれ、激しい慶太の責めの前に艶やかに色づいていた。

 「浩二サン、ひどい。あんなことを。もしかしてお義兄さんはサド!?」
 「知らなかったのか、慶太君はあの通りSなんだよ」

 思いもしなかった慶太の性癖・・・。ユカリは呆気に取られて二人を見つめていた。
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