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-その後の世界-
第1章 3年後の世界
「……伊江……」
そのまま焦点の合わない僕を抱き起こし、胸と胸を合わせる。
「戻ってこい、伊江……っ」
「……はぁ、あぁ……っあ……」
下から突き上げられ、だらんとした僕の体が上下に揺れる。
蕩けきった表情をカズに見せ、カズの首に腕を回し、頼るようにその身を委ねた。
ヒクヒクとナカが戦慄き、離すまいと熱くはち切れそうな肉茎に吸い付く。
「ここにいるだろ、俺がっ!」
……帰ろう、伊江。
「………カ、ズ……」
カズの背中……逞しくて、温かくて……
微睡みの中ゆっくりと瞼を押し上げれば
目の前には……カズが……
「……あああ、っ い、イっちゃ……ああぁ……!」
「伊江……」
後頭部に当てた手にぎゅっと力が籠もり、カズに強く抱き締められる。
「いこう……一緒に……」