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とし子の悲劇
第3章 とし子の悲劇・第3部

義弟は、毎日ことでんの電車を乗り継ぎまして、円座町の家と志度町の工場の間を往復の暮らしだけを続けていました。
義弟自身は、習い事や青年会の集まりなどにつきましては全く関心がありませんでした。
職場と家庭の往復だけの暮らしを続けていたので、友人知人はひとりもいませんでした。
志度町のタダノ鉄鋼の工場で働いて、手取り8万9800円のお給料だけが正味の収入で、学歴は中学しか出てない上に、運転免許証などの資格も取れない状況下で暮らしていました。
義弟は、義妹のわがままのために何もかもをがまんして生きてきたので、積もり積もったウッセキが爆発しそうになっていました。
義弟は、毎晩家に帰ってきた時にはひどく疲れた表情をしていたので、家族間のコミュニケーションが取れていませんでした。
たまに会話をしたとしても、双方が大ゲンカを起こしてしまうだけ…
そのために、義弟の気持ちがヒヘイしていました。
義父母は、義弟にお嫁さんが来なくなったらどうしようどうしようとうろたえてばかりいました。
『としこさんの作った手料理が食べたい。』『としこさんにみそしるを炊いてほしい。』『ひろかずのために目玉焼きを焼いてほしい。』…
…と言いまして、アタシに帰ってきてほしいと言うていましたが、アタシとしては虫ケラ以下のモンペア義父母がどんなに求めてこようとも要求には一切応じないことにしています。
2016年7月9日のことでありました。
アタシは、クソッタレのひろむの家に行きまして家に残っている着替えとメイク道具を全部取り出すことにしました。
アタシは、紙袋に残っている着替えとメイク道具を詰めながら、帰ってきてくれと頼んでいる義父に怒っていました。
義弟自身は、習い事や青年会の集まりなどにつきましては全く関心がありませんでした。
職場と家庭の往復だけの暮らしを続けていたので、友人知人はひとりもいませんでした。
志度町のタダノ鉄鋼の工場で働いて、手取り8万9800円のお給料だけが正味の収入で、学歴は中学しか出てない上に、運転免許証などの資格も取れない状況下で暮らしていました。
義弟は、義妹のわがままのために何もかもをがまんして生きてきたので、積もり積もったウッセキが爆発しそうになっていました。
義弟は、毎晩家に帰ってきた時にはひどく疲れた表情をしていたので、家族間のコミュニケーションが取れていませんでした。
たまに会話をしたとしても、双方が大ゲンカを起こしてしまうだけ…
そのために、義弟の気持ちがヒヘイしていました。
義父母は、義弟にお嫁さんが来なくなったらどうしようどうしようとうろたえてばかりいました。
『としこさんの作った手料理が食べたい。』『としこさんにみそしるを炊いてほしい。』『ひろかずのために目玉焼きを焼いてほしい。』…
…と言いまして、アタシに帰ってきてほしいと言うていましたが、アタシとしては虫ケラ以下のモンペア義父母がどんなに求めてこようとも要求には一切応じないことにしています。
2016年7月9日のことでありました。
アタシは、クソッタレのひろむの家に行きまして家に残っている着替えとメイク道具を全部取り出すことにしました。
アタシは、紙袋に残っている着替えとメイク道具を詰めながら、帰ってきてくれと頼んでいる義父に怒っていました。

