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とし子の悲劇
第1章 とし子の悲劇

「キーッ!!何なのよ一体!!アンタね!!いまぞうに入ることができたのは誰のおかげだと思っているのよ!?アタシとのお見合いのお世話をしてくださったひとは誰だと思っているのよ!?武方(たけかた)さんがいろいろと働きかけてくださったので、大学卒業後に就職浪人にならずに済んだと言うのに…あなたはどうしてそんな理不尽なことをするのよ!!」
「フザケルな!!オレは最初からイマゾウに就職する気なんかなかったのに、武方のクソオヤジがどーしてもイマゾウへ行けと言うから仕方なく行った会社だ!!フザケルな!!大学を卒業してからこの12年間何もかもをがまんしてきたのだぞ!!やってられるか!?あななバカ会社なんぞやめて正解やったわ…ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ…やってらんねえよぉ…」
雄一郎さんが大きな口をあけて嗤って(わらって)いたのを聞いたアタシは、目を真っ赤にして、雄一郎さんに思い切り怒鳴りつけました。
「あんたね!!いまぞうをやめて明日からブラブラする気なの!?アタシはもう、あんたのことはかばいきれないわよ!!」
「フザケルな!!としここそ、オヤジやオフクロの肩を持ちやがって!!許さないからな!!」
ますますキレてしまった雄一郎さんは、家出準備を始めてしまいました。
そして、荷造りを終えたあとアタシに対して『2度とこの家に帰ってこないからな!!』と言いまして、家を飛び出してしまいました。
キーッ!!何なのよ!!
雄一郎さんはどうして勝手なことをして家出をしてしまうのよ!!
アタシはもう知らないから!!
さらにそのまた上に、義父が職場で上司にたてついて職務放棄を繰り返したあげくに、酒に酔って職場で大声で怒鳴りちらしまして、会社をクビになりました。
雄一郎さんも、いまぞうの社長さんに対して思い切り怒鳴りつけた後に辞表を叩きつけまして、その後行方不明になってしまいました。
義母は、今も周桑病院に入院中のままになっていました。
家庭内では、無職の男性ふたりを抱えてしまいましたので、アタシは専業主婦をやめてバイトをすることにしました。
「フザケルな!!オレは最初からイマゾウに就職する気なんかなかったのに、武方のクソオヤジがどーしてもイマゾウへ行けと言うから仕方なく行った会社だ!!フザケルな!!大学を卒業してからこの12年間何もかもをがまんしてきたのだぞ!!やってられるか!?あななバカ会社なんぞやめて正解やったわ…ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ…やってらんねえよぉ…」
雄一郎さんが大きな口をあけて嗤って(わらって)いたのを聞いたアタシは、目を真っ赤にして、雄一郎さんに思い切り怒鳴りつけました。
「あんたね!!いまぞうをやめて明日からブラブラする気なの!?アタシはもう、あんたのことはかばいきれないわよ!!」
「フザケルな!!としここそ、オヤジやオフクロの肩を持ちやがって!!許さないからな!!」
ますますキレてしまった雄一郎さんは、家出準備を始めてしまいました。
そして、荷造りを終えたあとアタシに対して『2度とこの家に帰ってこないからな!!』と言いまして、家を飛び出してしまいました。
キーッ!!何なのよ!!
雄一郎さんはどうして勝手なことをして家出をしてしまうのよ!!
アタシはもう知らないから!!
さらにそのまた上に、義父が職場で上司にたてついて職務放棄を繰り返したあげくに、酒に酔って職場で大声で怒鳴りちらしまして、会社をクビになりました。
雄一郎さんも、いまぞうの社長さんに対して思い切り怒鳴りつけた後に辞表を叩きつけまして、その後行方不明になってしまいました。
義母は、今も周桑病院に入院中のままになっていました。
家庭内では、無職の男性ふたりを抱えてしまいましたので、アタシは専業主婦をやめてバイトをすることにしました。

