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第4章 とし子の悲劇・第４部

「フザケルな!!あんたもしかして…前の嫁さんにもアタシと同じようにきつい暴力をふるっていたのでしょ!!ひとりで生きて行くことができないくせに…でかい顔をするんじゃないわよ!!あんたは弱虫なのよ!!」
「何だと!!」

クソッタレ真佐浩は、アタシの言葉に思い切りキレてしまったので、アタシとドカバキの大ゲンカを起こしてしまいました。

その末に、４度目の結婚生活も破綻してしまいました。

アタシは次の朝、着替えとメイク道具をぎっしりと詰めたボストンバックと赤茶色のバッグを持って家出をしました。

アタシの胎内の赤ちゃんは、クソッタレ真佐から受けた暴力が原因で胎盤ハクリを起こして、流産をしてしまいました。

クソッタレはとうとう、謝罪の機会を逃してしまったので、徳島県の県議会の議員さんを続けて行くことができなくなりました。

ちづるとカレシは、そんなギスギスした中で新婚生活を始めたので、次第に家庭内の人間関係に亀裂が生じて行こうとしていました。