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第1章 とし子の悲劇

「武方さん、アタシね…雄一郎さんのことについてはね、ものすごくあきれているのよ…いまぞうの社長さんに怒鳴り付けたあげくに辞表を叩きつけて、社長さんのデスクににぎりこぶしを作ってドスーンと叩いて荷物をまとめて家出をして行方をくらましたのよ!!自分が大学にいた時にやりたかったことが見つかったのに、いまぞうに入社したことが不満だと言うてわめきちらしているのよ!!いまこく(今治国際ホテル)にいた時に、ブライダルの仕事ができない…ウェディングプランナーの資格が取りたかったのに止められたことなどに腹を立てて大きな声で怒鳴って、挙式披露宴の打ち合わせに来ていたカップルさんにイカクをして…３～４組のカップルさんの挙式披露宴をキャンセルに追い込ませたそのうちのひと組のカップルさんの男性の妹さんがレイプの被害を受けて殺されてしまったり、お兄さまが職場の追い出し部屋へ強制的に移されるなど不幸事ばかりが続いているのよ!!自分勝手なまねばかりしているその上に『武方のバカのせいでオレの人生はズタズタにこわされた!!』と言うてわめいているのよ!!アタシね!!あななクソッタレとは離婚をするから!!ホンマの話だからいよんのよ!!気に入らなければ腹を立てる人とは結婚生活を続けて行くことはできんのよ!!アタシはあななクソッタレと離婚したらクソッタレの家ともリエンするから!!」

アタシの言葉に対して、武方さんは困った声でアタシに言いました。