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とし子の悲劇
第4章 とし子の悲劇・第4部

「としこさんの前のお嫁さんは、わが子のお受験のために大金をヤミ金から借り入れたのだよ!!そうまでして、幼稚園から大学あるいは大学院までエスカレーター式の私立の学園に行きたかったのかな…お受験は残念ながら大失敗に終わった…借り入れた大金は、金利がメチャメチャ高くて、とてもとは言えないがやりくりができない…そうなれば今度は子役タレントしかないと思ってオーディションを受ける受けないで大ゲンカになって…真佐浩は、嫁さんに対してシツヨウに暴力をふるってゴルフクラブで頭を思い切り殴って死なせてしまったのだよ…大パニックにおちいった真佐浩は、両親に助けを求めて…両親にインペイ工作をさせたのだよ。」
「不慮の事故に見せかけるために…前のお嫁さんを…」
「その通りだよ…真佐浩は、亡くなった嫁さんに死亡時に支払われる1億円の生命保険金目当てに死なせたと言っても過言ではないからな…これで分かっただろ…真佐浩の過去は。」
アタシは、桂一郎さんからの問いにたいして「ええ、何となく…」と答えました。
「不慮の事故に見せかけるために…前のお嫁さんを…」
「その通りだよ…真佐浩は、亡くなった嫁さんに死亡時に支払われる1億円の生命保険金目当てに死なせたと言っても過言ではないからな…これで分かっただろ…真佐浩の過去は。」
アタシは、桂一郎さんからの問いにたいして「ええ、何となく…」と答えました。

