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第1章 とし子の悲劇

アタシは、病室の中でのやり取りを聞いて、思い切りブチ切れていました。

冗談じゃないわよ!!

アタシは、クソッタレのシングルのきょうだいたちにたらい回しにされるのなんてごめんだわ!!

武方さんのことは、絶対に許さない!!

アタシはこの時、恋をすることもあきらめて、クソッタレと離婚後はキャリアが全ての人生で生きて行くことを決意して壬生川から出て行きました。

義母は、朝10時過ぎに心不全で亡くなりました。

桂一郎さんは、ワーッとなりまして武方さんを殴り付けて、義母の遺体にナイフでズタズタに切りつけたあと、病院を飛び出しまして行方不明になってしまいました。

その日の夜、武方さんは新居浜のデリヘル店の女の子の待機部屋にいるアタシの元に会いに来ましてクソッタレの家に帰ってきてほしい、クソッタレの両親の願いをかなえてほしいと言いに来ました。

アタシは、クソッタレの家とはリエンしたわと言った後に、メイクをしながら武方さんにこう言いました。