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第1章 とし子の悲劇

アタシの実家の家族は、両親と上に６人の兄とアタシの９人家族でありますが、長兄と三兄から六兄は県外や海外に生活の拠点を構えていまして実家にいませんでした。

女の子のきょうだいはアタシだけしかいませんでしたので、アタシは次兄が立ち直ることができるまでそばについてあげることにしました。

さて、その一方で武方さんは会社を守るために何としてでも新しい委託先を見つけなければなりませんでしたが、苦戦を強いられていました。

会社を一軒一軒ずつ回りまして、配送業務の委託をお願いすることができないかどうかをお願いをしていましたが、思う通りに行きませんでした。

武方さんは、がんばって会社を立て直そうと必死になってがんばって来たのに、10日後に、早くもギブアップをしてしまいまして、再建は不可能におちいっていました。

その上にまた、頼みになっていました信金からの融資につきましても、支店長が変わってしまいましたので、融資を断られてしまいましたので、この時には裁判所に破産宣告を出すことを決断しました。