この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
純愛ハンター
第8章 裁き8、マイスイートホーム
「あ、当て付け…?見下すだなんて…そんな事…!」
「アンタは…お父様に抱かれている時に私を…うっ…ううぅっ…私を勝ち誇ったような目で見たっ!哀れんだ…!」
「違うっ!私はお姉さまに助けて欲しかったのに!お姉さまに助けを求めてたのに…でもお姉さまは助けてくれなかった!」
「はあぁっ?どうして私がお前を助けなきゃなんないの…?私が喉から出が出るほど欲しかったお父様の愛を一身に受けてるお前をさぁっ…?」
「愛…?あんなの愛じゃないっ!もし愛だとしたって…あんなおぞましい愛なんてもうまっぴら!もういらないっ!」

お嬢は真紀の髪を感情にまかせて押し千切るように手離すと、

「あうっ…!」

赤鬼のように顔を紅潮させた。

「私が………この私が欲しくて欲しくてたまらないモノを手に入れておいて…『いらない』だなんてどの口が言ってんだよっ!この私に向かって…!」
「そんなぁ…」
「あっははははっ…!それでこそお嬢だ…人の気持ちなんて清々しいほど分かりゃあしない…やっぱりお嬢はそうでじゃなくっちゃね!」

玲子が口を挟むと、お嬢はさらに感情的になった。

「人の気持ちが分かんないのはコイツだっ!愛するお父様の全てを手に入れておきながらいったい何が不満なんだ!」
「私は…!お父様の存在自体が苦痛で苦痛で…」
「苦痛ぅ…?どこがぁ?何がぁ?お前…これ見よがしに私の部屋にまで聞こえるような声で『イっちゃう~!』とか『もっとぉ~!』なんて大歓びしてたクセにさぁっ…?」
「だって…それは仕方ないじゃない…仕方ないじゃないのぉ…ううぅ~っ!」
「お前は弱さを盾に取って有利に立ち回る最低最悪ののクソビッチだ!イイ思いしときながら手のひら返して不倫相手を訴えるようなド腐れB級アイドルみたいなね…!そして…何もかも分かった上で私の純愛を踏みにじったんだ…!」
「そんなっ…酷いっ…酷すぎるぅぅ…うわあぁぁぁ…!」

床に突っ伏して号泣する真紀にまだまだ暴言を浴びせ続けんとするお嬢に、玲子は冷ややかな口調で言った。

「お嬢…アンタは父親に見捨てられた事実を受け入れられずに、その怒りを心の奥に強引に押し込んじまったせいで人格がグっチャグチャに歪んでったんじゃないのか?えぇ…?本当は自分を見捨てて可愛い妹をこれでもかとチュッチュと愛でてるクソ親父をブっ殺したいクセに…」
「なんだとぉっ…!」
/167ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ