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純愛ハンター
第8章 裁き8、マイスイートホーム
と玲子が言いかけた瞬間、
ウっ…ウゲぇぇぇっ…!ビシャっ…ビシャァァァァ…
「お嬢…」
「お姉さまっ…?」
お嬢は床の上に、胃の中の全てを絞り出さんばかりの勢いで激しく嘔吐した…。
「か…ゴホっ!返せというほど子供じゃないが…笑って済むほどスレちゃいない…それを乙女と呼ぶならば…せめて取りたい純愛のアダ…のたれてちぎれて死にさらせ…それが切なる乙女の…祈り…」
そう呟くなりお嬢は洗面所へ駆け込み、バシャバシャと激しい水音を立てた。
そしてグッショリと濡れた顔と前髪をタオルで拭いながら洗面所から出てくると、爛々とした青い炎を大きな瞳に宿らせて玲子と真紀の前へ立った。
「この…規格外のド変態クズ野郎の名前は…五島啓太!与党の党紀委員長を務める国会議員で『次期総理候補の筆頭格』とか言って持てはやされている51歳…。会派の長の娘と結婚して2人の娘を儲け愛妻家で子煩悩でクリーンなイメージで売っている一方、娘たちを暴力と暴言で洗脳して日常的に性的虐待を加え…それにとどまらず変態セレブ相手の闇イベントを不定期で開き、弱みを握った連中にさらに娘への性的虐待を推奨し…裏側からもコツコツと自身に有用な人脈と金脈を構築する…まさにこの国家のガン細胞…!」
「ふふっ…お嬢…イイ啖呵だよぉ!惚れ惚れするねぇ…!」
「阻止なんて…阻止なんてする訳ないだろっ!ざけんなよ…!私がこの手でクソ親父を地獄に送ってやる…!実の父親にあんな事されて…精子飲まされたりケツの穴舐められたりして…気持ちイイ訳なんか無いだろぉっ…?」
お嬢は決意に満ちた眼差しで玲子と真紀を見据え、力強くこう言った。
「コイツの復讐計画は…この私が作らせて貰うよ!いいねっ!玲子」
「ふふっ、もちろんさ!」
「真紀…!この復讐計画にはあなたの協力も必要なんだけど…そして、想像以上に辛い事をさせてしまうかも知れないけど…どう?やってもらえるかしら?」
「は、はいっ…!お姉さま…喜んで協力させてくださいっ!う…うううっ!グスっ…」
長い長い父親の呪縛からの決別で感極まったお嬢の目には冷静でありながら狂気じみた光が爛々と灯り、そこからはふたすじの涙が流れていた。
玲子はそんなお嬢を、まるで姉のような慈しみ深い眼差しで見守っていた。
(それでこそお嬢だよ…それでこそ我が相棒だ…)
裁き9、『プリティベイベー』につづく。
ウっ…ウゲぇぇぇっ…!ビシャっ…ビシャァァァァ…
「お嬢…」
「お姉さまっ…?」
お嬢は床の上に、胃の中の全てを絞り出さんばかりの勢いで激しく嘔吐した…。
「か…ゴホっ!返せというほど子供じゃないが…笑って済むほどスレちゃいない…それを乙女と呼ぶならば…せめて取りたい純愛のアダ…のたれてちぎれて死にさらせ…それが切なる乙女の…祈り…」
そう呟くなりお嬢は洗面所へ駆け込み、バシャバシャと激しい水音を立てた。
そしてグッショリと濡れた顔と前髪をタオルで拭いながら洗面所から出てくると、爛々とした青い炎を大きな瞳に宿らせて玲子と真紀の前へ立った。
「この…規格外のド変態クズ野郎の名前は…五島啓太!与党の党紀委員長を務める国会議員で『次期総理候補の筆頭格』とか言って持てはやされている51歳…。会派の長の娘と結婚して2人の娘を儲け愛妻家で子煩悩でクリーンなイメージで売っている一方、娘たちを暴力と暴言で洗脳して日常的に性的虐待を加え…それにとどまらず変態セレブ相手の闇イベントを不定期で開き、弱みを握った連中にさらに娘への性的虐待を推奨し…裏側からもコツコツと自身に有用な人脈と金脈を構築する…まさにこの国家のガン細胞…!」
「ふふっ…お嬢…イイ啖呵だよぉ!惚れ惚れするねぇ…!」
「阻止なんて…阻止なんてする訳ないだろっ!ざけんなよ…!私がこの手でクソ親父を地獄に送ってやる…!実の父親にあんな事されて…精子飲まされたりケツの穴舐められたりして…気持ちイイ訳なんか無いだろぉっ…?」
お嬢は決意に満ちた眼差しで玲子と真紀を見据え、力強くこう言った。
「コイツの復讐計画は…この私が作らせて貰うよ!いいねっ!玲子」
「ふふっ、もちろんさ!」
「真紀…!この復讐計画にはあなたの協力も必要なんだけど…そして、想像以上に辛い事をさせてしまうかも知れないけど…どう?やってもらえるかしら?」
「は、はいっ…!お姉さま…喜んで協力させてくださいっ!う…うううっ!グスっ…」
長い長い父親の呪縛からの決別で感極まったお嬢の目には冷静でありながら狂気じみた光が爛々と灯り、そこからはふたすじの涙が流れていた。
玲子はそんなお嬢を、まるで姉のような慈しみ深い眼差しで見守っていた。
(それでこそお嬢だよ…それでこそ我が相棒だ…)
裁き9、『プリティベイベー』につづく。