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純愛ハンター
第2章 裁き2、ブスになる魔法
「社長の一本釣りだからって容赦しねえぞ!この超絶ブ男がぁ…『REAL☆スタァ』のブランドに傷付けたらマジ消すかんな!」
「和樹ぃ、社長“炎上商法”狙ってんのかなぁ?じゃないとこんな生きてんのが恥ずかしくなるようなブ男わざわざ入れなくね?」
「いくら炎上商法たって限度あるぜ…!こんなキモオタとメンバーだなんて俺…プライドが許さんわぁ…」
「分かったっ…!社長は俺たち『REAL☆スタァ』のストレス解消グッズとしてこのブス加入さしたんじゃねぇ?そうだよ絶対…」
「じゃあコイツ潰しちゃおうぜ!社長にキモくて臭せぇメンバー入れられて苦労してます!みたいなノリでファンの同情集めてさぁ?」
(な、何でっ…?何で俺がこんな目に…逃げなくちゃ…スキを見て逃げ出さなくちゃ…)
次々とメンバーに暴言を吐き捨てられた二宮は、本当に『REAL☆スタァ』に強制加入させられたという現実をようやく受け止めた。
「おい!明日から全国ツアーだからな…もちろん歌も振りも覚えてんだろうな?」
「振りっ…ツアー?ぜ、全国…え…」
「このブスメタボっ!てめぇは返事も出来ねぇのかよっ!」
「ンガっ…!ぐ…あ、ああぁ…」
二宮はメンバーいちの不思議くんキャラ『龍一マジカルスパイス』に顔面をしたたかに殴り付けられると、鼻血をボタボタ…と垂らした。
「おい、顔はやめとけ…ソイツ一応アイドルらしいから」
「プッ…ククッ…アイドル…あははっ!」
「俺は認めねぇぞ…こんなブタ野郎…」
そんな一部始終をパーティションの隙間から覗いていた野波は、口をポカンと開けて絶句していた。
「なに固まってんの…?まさか二宮に同情した?」
野波の耳元で玲子がそう囁いた。
「そ、それは無いです!でも…ちょっと心配で…」
「心配?」
「玲子さん…奴、間違って人気出たりしないですよね…?」
玲子は野波を背後からそっと抱き締めると、耳元に唇を寄せた。
「あぁっ…!」
「奴が人気出るのが嫌ならさ?アンタがコントロールするんだよ…」
「ん…ど、どうやって…」
「アンタは人をコントロールする術に長けてるはず…だって、ずっと奴にされてきたんだから…」
「は、あんっ!でも…上手くやる自信が…ない…」
「じゃあ…私をコントロールしてみなよ?出来るさアンタなら」
「えっ?あぁっ!れ、玲子さんっ…?」
「ほらぁっ?見て…しっかり見てぇ…」
「和樹ぃ、社長“炎上商法”狙ってんのかなぁ?じゃないとこんな生きてんのが恥ずかしくなるようなブ男わざわざ入れなくね?」
「いくら炎上商法たって限度あるぜ…!こんなキモオタとメンバーだなんて俺…プライドが許さんわぁ…」
「分かったっ…!社長は俺たち『REAL☆スタァ』のストレス解消グッズとしてこのブス加入さしたんじゃねぇ?そうだよ絶対…」
「じゃあコイツ潰しちゃおうぜ!社長にキモくて臭せぇメンバー入れられて苦労してます!みたいなノリでファンの同情集めてさぁ?」
(な、何でっ…?何で俺がこんな目に…逃げなくちゃ…スキを見て逃げ出さなくちゃ…)
次々とメンバーに暴言を吐き捨てられた二宮は、本当に『REAL☆スタァ』に強制加入させられたという現実をようやく受け止めた。
「おい!明日から全国ツアーだからな…もちろん歌も振りも覚えてんだろうな?」
「振りっ…ツアー?ぜ、全国…え…」
「このブスメタボっ!てめぇは返事も出来ねぇのかよっ!」
「ンガっ…!ぐ…あ、ああぁ…」
二宮はメンバーいちの不思議くんキャラ『龍一マジカルスパイス』に顔面をしたたかに殴り付けられると、鼻血をボタボタ…と垂らした。
「おい、顔はやめとけ…ソイツ一応アイドルらしいから」
「プッ…ククッ…アイドル…あははっ!」
「俺は認めねぇぞ…こんなブタ野郎…」
そんな一部始終をパーティションの隙間から覗いていた野波は、口をポカンと開けて絶句していた。
「なに固まってんの…?まさか二宮に同情した?」
野波の耳元で玲子がそう囁いた。
「そ、それは無いです!でも…ちょっと心配で…」
「心配?」
「玲子さん…奴、間違って人気出たりしないですよね…?」
玲子は野波を背後からそっと抱き締めると、耳元に唇を寄せた。
「あぁっ…!」
「奴が人気出るのが嫌ならさ?アンタがコントロールするんだよ…」
「ん…ど、どうやって…」
「アンタは人をコントロールする術に長けてるはず…だって、ずっと奴にされてきたんだから…」
「は、あんっ!でも…上手くやる自信が…ない…」
「じゃあ…私をコントロールしてみなよ?出来るさアンタなら」
「えっ?あぁっ!れ、玲子さんっ…?」
「ほらぁっ?見て…しっかり見てぇ…」