この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
純愛ハンター
第3章 裁き3、家族のような職場です
「到着しました…お降り下さいませ…」
「う…ううっ!」

…三塚がマイクロバスの中で目を覚すと、すでに日は高く昇っていた。
バスを降ろされた三塚の目の前には…

「な、何だコレっ…?どこなんだよココは…?」

雲ひとつない晴れ渡った空の下に、車や家電や様々な機械類に生ゴミまでも混ざり込んだ巨大なゴミの山が悠々と鎮座している光景が広がり…
そのあちこちからは異臭と共にモウモウ…と黒い煙が吹き出していた。
ゴミ山は緑の茂った山々に囲まれ、周辺にはボロボロのトタン小屋がひとつと『めいくりんドリームランド』と書かれた小さな看板だけがあった。

「では三塚さま…よろしくお願いします…」
「ちょ…待っ…!俺はっ…?」

そう言うと男たちは、マイクロバスに乗って行ってしまった。

「ココはドコなんだよっ…!おぉいっ…!」

三塚がバスを追いかけると、
ドカッ…!

「うっ…!あたぁっ…!」

背後から何者かに蹴りを入れられ、ゴミで埋め尽くされた地べたに倒れ込んで腕や手を何ヶ所かザックリと切った。

「新人のクセにイキってんじゃねえぞっ!使えなさそうなクズ野郎が!」
「何っ?う………」

三塚が振り向くと、そこには、

(な、何だコイツラ…何だか…メチャクチャにヤバそうな連中じゃんか…?)

明らかに異形な4人の女が立っていた…。
全身からアルコール臭を発し、目の焦点が合わずに足元がふら付いている女…
全身のいたる所がタトゥで埋め尽くされ、神経質に親指の爪をかじり続ける女…
舌舐めずりをしながら三塚をウットリ見つめる、腕に無数のリストカット痕のある女…
そして、格闘家のように大柄で強面で角刈りの女が三塚に歩み寄ると、目の前に書面を突き付けた。

「コレが班長から預かったお前の雇用契約書のコピーだ」
「雇用…契約書…?」
「お前のココでの業務内容は前職と同じ『“使えない”モノのリサイクル作業』」
「は…?」
「給与は月額1680円、契約期間は50年」
「ご…50年…」

三塚はしばし沈黙すると、ゆっくりとリストカット痕のある女へ歩み寄った。

「え…なぁにぃ?お兄さん、アタシに何か用?」
「お姉さん…ちょっと聞きたい事があるんだけど…さぁ?」

そう優しく笑顔で囁くと、

「動くなっ!動いたらこのババァぶっ殺すぞっ…!」

素早く背後を取り、隠し持った包丁を女の首元に突き付けた。
/167ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ