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純愛ハンター
第6章 裁き6、1234包囲網
「俺は…お前を助けるためにカネと家を失ったんだぞ!なのに…お前はまだ俺にカネを出せって言うのか?」
「そ、そんな…つもりじゃないけど…」
「しかも妙な連中に脅されて精神的にもボロボロだってのに…この事も実家の親にずっと内緒にしてんのもキツイんだぞ!俺は病気なのにっ…鬱病の診断書見せただろ?」
「それは…」
「身寄りのないお前にはこんな苦労…分かんねぇだろうけどな…!」

四ツ倉はベッドに潜り込むと、これ見よがしにシクシク…と泣きはじめた。
そんな四ツ倉に玲子は背後から抱き付くと、

「ゴメンなさい…!私が無神経だった…譲の気も知らないで…何とかするから許して…キライにならないで…本当にゴメン…」

そう泣き崩れた。

「玲子、お前…本当に何とかしようって思ってんのかよ…」
「思ってるよ!何とかするから…だから怒らないで…」

四ツ倉はベッドに顔を埋めながら、ニヤリとほくそ笑んだ。
それから数日後。大学の学食の窓際のテーブル席には、お嬢と取り巻き連中が全員集合していた。

「四ツ倉…どう?その後は」
「あぁ、キッチリ落ちたよ…つい昨日な」
「ふっ…あははっ!そう…あの玲子がついにねぇ…はぁ…あぁんっ…」

四ツ倉は変態セレブ相手の、ドラッグ…乱交…公に出来ない商談…何でもアリのクローズドイベントを仕切っており、つい昨晩…玲子はそのイベントで変態セレブたちの相手をしたという。
このイベントに玲子を参加させ続けて廃人化するのが、四ツ倉の立てた計画の最終章だった。

「あれだけ自信に溢れて美しかった玲子がよぉ?うつろな目でパーティーの参加を承諾してさぁ?何の抵抗もなく変態セレブ連中のプレイを従順に受け入れてんのを見た時には…さすがに鳥肌立ったよ…」

そう四ツ倉が言うと、お嬢は恍惚の表情を浮かべた。

「ああぁ…ついに玲子が本当に壊れたって事なのね…!私から全てを奪った…私の純愛を裏切ったあの玲子がそんな風になってしまったなんて…はぁんっ…」

お嬢がチラリ…と三塚へ視線を送ると、三塚は四ツ倉にこう切り出した。

「四ツ倉さん、次のパーティーっていつなんスか?」
「ん?何で?」
「いや、俺がこないだ四ツ倉さんに売った家出人のフリーターいたじゃないですか?」
「あぁ、あの乳も喘ぎ声も大きくて顔が性器みたいな女か」
「あの女しっかり仕事してるかなぁ?って思って…」
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