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完熟の森
第15章 変化
「焼けたかなあ?」


そう言いながら、長めのトングで、芋を探していた。


「あっちっ!」


雫はなかなか芋を取り出せず苦戦している。


「危なっかしいなあ。貸して」


僕は見ていられなくなり、軍手とトングを雫から取り上げ焚き火の中からホイルに包まれた二つの芋を取った。



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