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完熟の森
第19章 可愛い大人
雫はパソコンに向かっていた。


「雫、何か用?」


「なっなにも」


僕は雫に近づいた。


「だって、窓から見てたろ」


「見てない…」


雫は若干焦り気味だった。


僕は雫の腕を掴んで作業を止めた。


「嘘つき」


そう言って、また外に出ようとしたら、雫は立ち上がった。


「ごめんなさい。見てました。
ちょっと格好良くて、盗み見してました」



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