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完熟の森
第23章 富岡と理音
僕はバイトは前より減ったけど続いてた。


だけど雫には毎日会っていた。



週末は殆ど雫の家にいた。


雫の日常に僕が溶け込んでいく。


雫と寝起きして雫の日常を少しでも近くに感じていたかった。


雫の一瞬も見逃したくなかった。


母さんはもう何も言わなくなっていた。


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