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完熟の森
第32章 祭り 1
その後は色々食べたい物とか買って食べたりして、花火が見える所に移動しようかと話して歩いてた。


すると前から、理音と富岡がやってきた。


げっ、会いたくないのに…


でも気づかれないかも…


そう思って、知らないふりをして通り過ぎようとした。


「…千晶?」


通り過ぎた後に理音の声がした。


反射的に立ち止まってしまう。


理音は戻ってきて、僕の前に立った。


富岡もついて来た。


「あれ?新堂じゃん。全然分かんなかった」


富岡が無邪気に言った。



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