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完熟の森
第33章 祭り 2
部屋に戻って金魚鉢を洗い水を張り、生き残った金魚を移し替えてやった。


死んだ金魚は残念だが生ゴミ行きだ。


金魚鉢を覗き込むとなんだか腹が減ってるように見えた。


僕は食べかけのパンを小さく千切って金魚鉢に放り込むと、二匹の金魚は嬉しそうに食べてくれた。


僕はちょっと嬉しくなって、金魚鉢をダイニングテーブルに置いた。


雫が起きた時、見てくれたらいいな。


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