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完熟の森
第38章 大人的ディナー
エレベーターで上に上がり超高級なレストランに入り、下界が一望できる席に案内され座った。


僕は窓に張りついて景色を見たかったが、それはやめて優雅に眺めた。


メニューを貰って広げたがなんだかサッパリ分からなかった。


「雫…どれが美味しい?」


小さい声で雫に聞いたら、「どれも絶品よ」と参考にならない回答をした。


雫は店員とオススメだの焼き方がどうだのやり取りして、
どうやら僕の分まで頼んでくれたようだ。



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