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るりいろ(MILK &honey後日談)
第4章 るりいろ
*
「っし、到着っ。」
途中トイレ休憩だけして、無事、目的地に着いた。
本日は、時間が大事なお出掛けだ。サービスエリアでのんびりイチャイチャすんなぁ、帰りな、帰り。
「……ここ?」
エンジン切って、スタンド掛けると、るりが乗ったままメットを外した。たった数時間だけど、慣れて来たね、るり……なんか、嬉しこそばいwww
「寒い?」
「ちょっとだけ。」
「こーいうバイクに乗ってるヤツは、まずエンジンで暖を取る」
「ほんとだ!あったかーい……」
グローブ外して手をかざすと、真似して来る……可愛い。
「触ると火傷すっけどな……それから、二人で新聞敷いて銀マット敷いて、毛布を被る、と」
平らなとこだと、見晴らしが良くねー。
階段みたいになってるとこに、るりに持ってて貰った新聞とマット敷いて、るりを下に座らせて、上に座る。こうすっと普段出来ねー背の高さの差が出来る……ちっこい奴の生活の知恵なwww、
「ふふ……あったかいね」
振り向いて笑うるりに、ちゅっとキスする。
微妙にバイク乗りの匂いがするのが、いじらしくって、なんかクる。
「あったかいと、エロいことしたくなるなー?」
さり気なく聞いてみるw
「ならないっ。」
「あ、そ……?残念……」
「そうだ!良いもの有ったの、忘れてた」
「ん?いーもん?」
るりは俺にさらっと肩透かしを食らわせて、しょってた荷物から何かをごそごそ取り出した。