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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第3章 過去
 その言葉が心底からセリョンを思ってのものであることは、彼女にも判った。また、セリョン自身、先刻のキョンボクとの打ち合いでムミョンが見せた凄まじいまでの剣術は、彼がただ者ではないことを容易に窺わせた。






「マ、あんな輩には絶対に闇夜では出会いたくないな。俺なんざ、その場で真っ二つにされちまう」
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