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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第3章 過去
 キョンボクが半ば本気、半ば冗談で笑いながら言うのに、セリョンも笑った。




 二人はそのまま裏口から妓房に入った。少し離れた場所から、ムミョンが二人を見つめていたことをセリョンは知る由もない。






 ムミョンは両脇に垂らした拳を関節が白くなるほど握りしめている。やがて、片手に持った木刀を構え、くるりと舞った。
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