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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第14章 恋の代償

「知識のない素人に売るには危険すぎる薬だと判断したんですね」
セリョンの言葉に、男は救われたように幾度も頷いた。
「そっ、そうだよ。あの旦那は俺に幾度も確認したさ。効き目は確かかとね。俺は言ってやった。妊娠後期に呑めば急な陣痛を引き起こし、元気で生まれるはずの赤ン坊も死んじまうし、初期であればまず間違いなく流れる。ただし、少量ではあまり効き目はなく、失敗することはあるから、大量に服用しなければ意味はないと教えてやったよ」
セリョンの言葉に、男は救われたように幾度も頷いた。
「そっ、そうだよ。あの旦那は俺に幾度も確認したさ。効き目は確かかとね。俺は言ってやった。妊娠後期に呑めば急な陣痛を引き起こし、元気で生まれるはずの赤ン坊も死んじまうし、初期であればまず間違いなく流れる。ただし、少量ではあまり効き目はなく、失敗することはあるから、大量に服用しなければ意味はないと教えてやったよ」

