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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第14章 恋の代償
 店主は思い出すような眼になった。




「それで、最後に俺は訊いたんだ。子どもを闇に葬りたいだけなら、それはなるべく使わない方が良いって。劇薬だから、腹の子ごと母体の方も生命を落とすことはざらにあるんだ、それだけは薬学を学んだ者として伝えとかなきゃと思ったんだ。そうしたら、あの男は」
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