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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第27章 心に走る漣(さざなみ)
「四阿の方でお話をしませんか?」




「でも」




 姫金魚草の方を名残惜しげに見ている。姫金魚草の花の一つ一つは小さいけれど、たくさん集まって咲くので、見た目は華やかな印象だ。ここには淡いピンクから濃いピンク、純白、黄色とあらゆる色の姫金魚草がある。
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