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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第3章 過去
 ふいに、フワリと何かが肩から掛けられ、愕いてムミョンを見上げる。視線の先には、彼の照れくさそうな笑顔があった。



「俺ので良かったら。少しでも暖かい方が良いだろ」






 ムミョンが自分の真綿入りの上着を着せかけてくれたのだ。セリョンが思わず微笑むと、ムミョンの貌に朱が差した。
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