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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第7章 漆黒の夜桜
 先刻まで本人の悪口を言いたい放題であったのも知らん顔で、女将は片手を胸に添え、優雅に一礼した。流石は都でも両班や豪商が通うという見世の女将の顔になっている。


 いつもながら切り替えの早い妓房の女主人の顔には、セリョンも愕かされる。





 女将が上座に誘導しようとするのに、ムミョンは固辞した。
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