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向日葵の姫君~王女の結婚~(「寵愛」第三部」)
第9章 月夜に、輝く池のほとりで
 廊下は静まり返って人影もない。両脇に伸びる廊下に沿って填った扉の格子から月明かりが差し込み、床に複雑な模様を描いている。廊下を忍び足で進み殿舎を出て、細い月明かりが照らす中、待ち合わせの殿舎までひた走った。







 提調尚宮から伝えられたのは、後宮の奥まった一角、件(くだん)のいわくつきの桜がある殿舎だ。この辺りは火の玉やら心中したチ女官たちの亡霊やらが出るとかで、最近は誰も近づきたがらない。元々人通りのない場所が、夜には猫の仔さえ通らない有り様となっている。
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