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復讐の味は甘い果実に似て
第7章 割れない数字 ~恵梨の告白~
理工系の大学院生なんか、どうせお堅い人だろうと思っていたが、俊ちゃんの話はわたしが想像していた以上に楽しかった。
俊ちゃんはコーヒーと甘いものが好きだ、と言い、わたしにいろいろな話をしてくれた。
バイト先のカフェのコーヒーが酸味の少ない品種を長めにローストしてあって、俊ちゃんの好みにあっていること。
バイト先の喫茶店はサンドイッチも美味しいが、本当はザッハトルテが好きなこと。
そのザッハトルテが、かなり有名なケーキ屋から仕入れていることも、俊ちゃんは知っていた。
美味しいケーキ屋を見分けるコツとして、焼菓子の美味しい店は生菓子も美味しいとか、俊ちゃんは、いろいろなことを話してくれた。
正直、わたしは男の子と、こんな話ができるとは思っていなかった。
わたしは何度もお酒をお替りしつつ、次第に俊ちゃんの話に引き込まれていった。
俊ちゃんはコーヒーと甘いものが好きだ、と言い、わたしにいろいろな話をしてくれた。
バイト先のカフェのコーヒーが酸味の少ない品種を長めにローストしてあって、俊ちゃんの好みにあっていること。
バイト先の喫茶店はサンドイッチも美味しいが、本当はザッハトルテが好きなこと。
そのザッハトルテが、かなり有名なケーキ屋から仕入れていることも、俊ちゃんは知っていた。
美味しいケーキ屋を見分けるコツとして、焼菓子の美味しい店は生菓子も美味しいとか、俊ちゃんは、いろいろなことを話してくれた。
正直、わたしは男の子と、こんな話ができるとは思っていなかった。
わたしは何度もお酒をお替りしつつ、次第に俊ちゃんの話に引き込まれていった。