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置屋に生まれて
第2章 童貞喪失
「ねえ、ねえ・・」と挿入を訴えると、増子は「ええよ・・」と両脚を開いた。
「そんまま・・」
「うん・・」
明彦が体を重ねてくると、増子は彼の陰茎に右手を添えて亀頭を膣口にあてがい、左手で明彦の腰を引き寄せた。
「うぅぅ・・」
その瞬間、明彦は声が出てしまったが、亀頭は狭い膣口を潜り抜け、陰茎は根元まで増子の膣の中にすっぽり納まった。
明彦にはそれがどうなっているのか分らなかった。だが、増子に「チンポ、入っとる・・」と教えられ、陰茎が生温かくて、ヌルヌルしているもの包まれていることが、そういうことかと思うと、“セックスしてるんだ・・”という実感が湧き、腰の奥の方がムズムズしてきた。
増子は少しの間しっかりと抱き締めていてくれたが、少しずつ腰を使い始めた。
「ああ、ああ、あっ、あっ・・」
亀頭が膣の肉襞に擦られ、明彦は脳髄まで痺れてきた。浴室で一度度射精したので、最初は我慢できた。だが、増子の腰がリズミカルに動くと、腰の奥の方から射精感が込み上げてくる。
「あ、あ、ぼ、僕・・」
明彦は脚を突っ張り、何とか堪えようとしたが、それは止められない。増子の膣に納まっていた陰茎が急に太くなったかと思う間もなく、明彦は増子にしがみついたまま、「あ、あ、あ、あああ・・」と声を出しながら、射精してしまった。