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スパダリ課長とチート主人公な私の話。
第19章 スパダリ+大人の色気=敵うわけない
顔の横に課長の手があって、アルコールが入ってるのと何故か嫉妬されてる目が大人の色気を放ってて、間近で見てると、堕ちていきそうになる。


ドキドキしすぎて心臓が痛いーー…。


視線をずらした。



「俺の彼女役でいる間は、他のヤツにそんな顔しないで。」


意味わかんない。
滅茶苦茶な理由だと思う。

そんなの私に本当の彼氏作るなって言ってるようなもんじゃない。

振られるのわかってるのにそんなこと言うなんて…ズルい。
他の人を選ぶ選択肢すらその間ないなんて、意地悪だ。



「…課長なら、大丈夫だと思いますよ…何で、本当に好きな人へ想い、伝えないんですか…。」

「…俺の中で彼女を一番って考えられるようになること。仕事に影響出さないようにしたいこと。本当は今すぐにでも彼女にしたいけど…今はまだ無理だから……。」

コウさんがギルドを作るときに言っていたことを思い出した。
ギルド内で恋愛関係に発展すると揉め事になったりすることもあるって。
同じチーム内でそうなると仕事に支障をきたすかもしれないってことなのかな。


やっぱり、浅倉主任が好きなんだ。


「彩華といると楽しいし、仕事ばかりの毎日に予定ができたりするとさらに頑張れる。彼女役なんて無理なこと言ってるのはわかってるけど…その方がまだ気楽でいられるから…ごめん。俺の我儘に付き合ってもらって。」

顔を上げると、私が好きな優しい顔の課長がいた。
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