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スパダリ課長とチート主人公な私の話。
第54章 暴露された秘密
課長がチラっと学生のときから使っている机に目をやる。
そっちを見ると、机の上にはデスクトップのパソコン……うん、デスクトップのパソコンがあるね……って!!! 普通はあんなものないよね!? 去年まで帰るたびに徹夜でゲームしてたから、すっかり忘れてた!!
「あ、あ、あの……」
「俺も家に、まだ彩華が入ったことない部屋に同じようなパソコンあって……前に優梨奈が言ってたこと覚えてる?」
動揺しながら必死に頭をフル回転させる。
優梨奈さんが言ってたこと? パソコンに関係すること?
全然わからないんですけど。
「実は俺、重度のゲーマーなんだよね……」
そう言った課長は複雑そうな顔で捨てられた子犬のような瞳(め)で見ている。
「ゲーマー、ですか」
「ごめん、イヤだよね? 彩華といるときはやらなくても平気なんだけど、一緒にいないときとか休みの日とかたまに徹夜するくらい没頭しちゃうことがあるんだ」
まるで自分のことを言われてるかのようで、やや頭の中が追いつかない。
「えっと…い、イヤではないです…趣味って誰にでもあるじゃないですか! 私も…ゲームは嫌いではないので…」
むしろ好きですけどね?
同じく徹夜で没頭するくらい、好きですけどね?
「本当!? 前につき合ってた人とかは、そういうところが嫌だって言われてきたから…ありがとう、彩華」
無邪気な顔をしたかと思えば、急にすごく優しく笑うから…ドキドキしてしまって、思わず顔を背けてしまった。
「彩華? 彩華さーん? 」
初めて見た子供っぽい無邪気なところもいつもと同じ大人な余裕あるところもすごく好き。
そっちを見ると、机の上にはデスクトップのパソコン……うん、デスクトップのパソコンがあるね……って!!! 普通はあんなものないよね!? 去年まで帰るたびに徹夜でゲームしてたから、すっかり忘れてた!!
「あ、あ、あの……」
「俺も家に、まだ彩華が入ったことない部屋に同じようなパソコンあって……前に優梨奈が言ってたこと覚えてる?」
動揺しながら必死に頭をフル回転させる。
優梨奈さんが言ってたこと? パソコンに関係すること?
全然わからないんですけど。
「実は俺、重度のゲーマーなんだよね……」
そう言った課長は複雑そうな顔で捨てられた子犬のような瞳(め)で見ている。
「ゲーマー、ですか」
「ごめん、イヤだよね? 彩華といるときはやらなくても平気なんだけど、一緒にいないときとか休みの日とかたまに徹夜するくらい没頭しちゃうことがあるんだ」
まるで自分のことを言われてるかのようで、やや頭の中が追いつかない。
「えっと…い、イヤではないです…趣味って誰にでもあるじゃないですか! 私も…ゲームは嫌いではないので…」
むしろ好きですけどね?
同じく徹夜で没頭するくらい、好きですけどね?
「本当!? 前につき合ってた人とかは、そういうところが嫌だって言われてきたから…ありがとう、彩華」
無邪気な顔をしたかと思えば、急にすごく優しく笑うから…ドキドキしてしまって、思わず顔を背けてしまった。
「彩華? 彩華さーん? 」
初めて見た子供っぽい無邪気なところもいつもと同じ大人な余裕あるところもすごく好き。