この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
スパダリ課長とチート主人公な私の話。
第27章 残された者たち
稲葉課長が何で休日にこんなところまで来たのかわからない。
佐倉を気にして来たのは明らかだけど…でも何で地元にいることを知ったんだ?
佐倉は課長の好きな人が浅倉主任だと言うけど…マジで鈍すぎだろ…鈍すぎて課長が可哀想になってきたんだけど。
「兄貴、行かせて良かったの?」
相変わらず食べ続けながら、宏太が言う。
「お前も見ただろ?あの人は俺の上司だし、全てにおいて勝ち目なんてないから。」
仕事もできて、学歴もかなり良いし、人柄も良い。
彼女も奥さんもいないのが不思議なくらいだ。
「でもさ、あの二人って付き合ってないでしょ。」
「何でそう言えるんだよ。」
たしかに佐倉は付き合ってないって言ってるけど。
「本当に兄貴はヘタレすぎ。気持ち悪いくらいずっと片想いしてんなら、さっさと告って兄貴のモノにしちゃえば良かったのに。」
「…お前に何がわかるんだよ。」
それに俺は告った。
保留にされたけど…でもあの感じじゃ無理だろ。
「わかるというか…どいつもこいつと見てて焦ったい。早く結果出せばいいんだよ。何に遠慮してるんだか知らねえけど。」
「どいつもこいつもって誰のこと言ってんだよ。」
「兄貴と佐倉さん、さっきの男と佐倉さん。ミツキとソラにだよ!」
いやいや、ミツキとソラって誰だよ。
「好きなら好きって早く言っちゃえば楽になるんじゃねえの。」
「お前ね…学生と違って社会人には色々あるんだよ。同じ部署の上司と部下ならなおさらだ…。」
宏太は社会人って面倒なんだな、と締めくくり俺が飲んでいた酒を飲む。
ゲームにしか興味ない弟には当分わからない謎だろう。
佐倉を気にして来たのは明らかだけど…でも何で地元にいることを知ったんだ?
佐倉は課長の好きな人が浅倉主任だと言うけど…マジで鈍すぎだろ…鈍すぎて課長が可哀想になってきたんだけど。
「兄貴、行かせて良かったの?」
相変わらず食べ続けながら、宏太が言う。
「お前も見ただろ?あの人は俺の上司だし、全てにおいて勝ち目なんてないから。」
仕事もできて、学歴もかなり良いし、人柄も良い。
彼女も奥さんもいないのが不思議なくらいだ。
「でもさ、あの二人って付き合ってないでしょ。」
「何でそう言えるんだよ。」
たしかに佐倉は付き合ってないって言ってるけど。
「本当に兄貴はヘタレすぎ。気持ち悪いくらいずっと片想いしてんなら、さっさと告って兄貴のモノにしちゃえば良かったのに。」
「…お前に何がわかるんだよ。」
それに俺は告った。
保留にされたけど…でもあの感じじゃ無理だろ。
「わかるというか…どいつもこいつと見てて焦ったい。早く結果出せばいいんだよ。何に遠慮してるんだか知らねえけど。」
「どいつもこいつもって誰のこと言ってんだよ。」
「兄貴と佐倉さん、さっきの男と佐倉さん。ミツキとソラにだよ!」
いやいや、ミツキとソラって誰だよ。
「好きなら好きって早く言っちゃえば楽になるんじゃねえの。」
「お前ね…学生と違って社会人には色々あるんだよ。同じ部署の上司と部下ならなおさらだ…。」
宏太は社会人って面倒なんだな、と締めくくり俺が飲んでいた酒を飲む。
ゲームにしか興味ない弟には当分わからない謎だろう。