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スパダリ課長とチート主人公な私の話。
第27章 残された者たち
稲葉課長が何で休日にこんなところまで来たのかわからない。
佐倉を気にして来たのは明らかだけど…でも何で地元にいることを知ったんだ?


佐倉は課長の好きな人が浅倉主任だと言うけど…マジで鈍すぎだろ…鈍すぎて課長が可哀想になってきたんだけど。




「兄貴、行かせて良かったの?」

相変わらず食べ続けながら、宏太が言う。

「お前も見ただろ?あの人は俺の上司だし、全てにおいて勝ち目なんてないから。」

仕事もできて、学歴もかなり良いし、人柄も良い。
彼女も奥さんもいないのが不思議なくらいだ。

「でもさ、あの二人って付き合ってないでしょ。」

「何でそう言えるんだよ。」

たしかに佐倉は付き合ってないって言ってるけど。

「本当に兄貴はヘタレすぎ。気持ち悪いくらいずっと片想いしてんなら、さっさと告って兄貴のモノにしちゃえば良かったのに。」

「…お前に何がわかるんだよ。」

それに俺は告った。
保留にされたけど…でもあの感じじゃ無理だろ。

「わかるというか…どいつもこいつと見てて焦ったい。早く結果出せばいいんだよ。何に遠慮してるんだか知らねえけど。」

「どいつもこいつもって誰のこと言ってんだよ。」

「兄貴と佐倉さん、さっきの男と佐倉さん。ミツキとソラにだよ!」

いやいや、ミツキとソラって誰だよ。

「好きなら好きって早く言っちゃえば楽になるんじゃねえの。」

「お前ね…学生と違って社会人には色々あるんだよ。同じ部署の上司と部下ならなおさらだ…。」

宏太は社会人って面倒なんだな、と締めくくり俺が飲んでいた酒を飲む。

ゲームにしか興味ない弟には当分わからない謎だろう。
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